どうして処方薬は食後に服用するものが多いの?
2019年06月28日
処方薬等の薬は、私達が元気に毎日を過ごしていく上で、欠かすの事の出来ない大切な存在です。
腹痛や風等の身近な症状の改善から、命に関わるような疾患の治療まで、薬は様々な場面で活用されています。
薬は持っている効果を最大限に発揮するために、細かく用法や用量が決められています。
私達はその方法をきちんと守る事で、期待する効果を得る事が出来ます。
この用法や用量は薬の種類によって、または服用する人の疾患の状態等によって変わってきます。
そして、この用法や用量の中でも、服用タイミングというものについて気になっている人も少なくないはずです。
服用タイミングとはその名の通りに、薬をどのタイミングで服用するのかという事です。
調べてみるとこの服用タイミングは、食後となっている場合が多くあります。
では、何故食後ばかりが服用タイミングとして指定されているのでしょうか。
薬の服用のタイミングに食後が多い一番の理由としては、胃にかかる負担を軽くするためというものがあります。
薬の中でも特に鎮痛剤等の強い薬は、胃に何も入っていない状態で服用すると、胃腸障害の原因となってしまう場合があります。
胃に食物が入った状態で服用する事で、薬が胃を直接刺激するのを回避するのです。