空腹によって効果が増す医薬品
2019年05月02日
医薬品は種類ごとに用法用量が定められています。
これを守ることによって医薬品の効果をより効果的に引き出すことが出来る他、安全に使用できるようになっています。
空腹時に服用する、という規定がある医薬品はそれほど多くないと言えます。
というのも基本的に医薬品というのは口から服用して胃などでその成分を吸収し効能を発揮するというシステムになっています。
そもそも薬自体にある程度の効能があるため、食品などと一緒にゆっくり吸収するというのがセオリーなのです。
食後に服用するというのはこうした効能を目的としていますが、空腹時に服用するものに関してはまた違った目的があります。
即効性のあるものや、効果を高い状態で発揮させたいと考えられている薬は空腹時に服用することが前提となっています。
服用時に食べ物の消化を行わないことで、純粋に薬の効果を高めることができるからです。
精力剤や漢方薬などは空腹時に使用するものが多く、食後に服用するとその効果を逆に抑えてしまう傾向があるので注意が必要です。
とは言え空腹時の服用は効果が出やすいという特徴があるため副作用が出やすいという注意点があります。
そのため初めての服用の時には注意が必要なのです。